MIRAI BOSAI 2024
MIRAI BOSAI 2024

プログラム
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Day 1 / 3.8(Sat.)

開会挨拶
神戸大学 MIRAIアライアンス長 上東貴志
上東 貴志

総合司会:藤岡 勇貴
(株式会社サンテレビジョンニュースキャスター)

織田澤利守
未来防災会議DAY1 16:40-17:30
(異分野共創ディスカッション)
未来防災会議DAY1司会:神戸大学大学院工学研究科 市民工学専攻 教授 織田澤利守
<未来防災会議テーマ:防災技術フロンティア-異分野共創による未来展望->
(オンライン視聴の方「Slido」にて 16:40-質問・コメント受付開始)
パネリスト:講演1~4の講師

平野 剛
DAY1 13:00~17:40
防災技術フロンティア-異分野共創の未来展望-
<講演1> 講演13:10-13:50/質疑13:50-13:55
(オンライン視聴の方「Slido」にて 13:10-質問・コメント受付開始)
防災分野における生成AIの活用に向けて
豪雨災害、地震などの自然災害が多い日本では、平時から備えておく必要があります。防災訓練は備えの中で重要位置を占めていますが、平時の自治体が防災訓練の準備・実施に充当できる時間は限られています。一方で、近年の生成AIの発達は目覚ましく、生成AIに各種業務を支援させることが進んでいます。本講演では、防災訓練の準備を支援するため、第3期SIPスマート防災のサブ課題Cの一環として取り組んだ、生成AIを活用した状況付与カードの作成システムについて紹介するとともに、自治体に対するヒアリング結果を踏まえた今後の展開(予定)について発表します。
株式会社構造計画研究所 社会デザイン・マーケティング部 平野 剛
<講演2> 講演13:55-14:35/質疑14:35-14:40
(オンライン視聴の方「Slido」にて 13:55-質問・コメント受付開始)
豪雨災害と降水システム
豪雨災害は社会経済に甚大な影響を及ぼす自然災害の一つである。その発生には、降雨、地形、土地利用、自治体の対応など様々な要因が考えられるが、本発表では、平成30年7月の広島豪雨、令和2年の熊本豪雨を対象に気象学的な側面から解析を行った、豪雨災害に繋がる降雨特性を紹介する。 また、地球温暖化が近年の日本の豪雨に与える影響や、地域気候の将来変化を理解する新しい評価手法についても併せて紹介を行い、「平均的な気候場の変化」と「低気圧や台風などの気象擾乱の変化」の両側面から、気候の将来変化予測についても議論する。
神戸大学 都市安全研究センター 特命教授/理化学研究所 計算科学研究センター上級研究員 梶川義幸
<講演3> 講演15:00-15:40/質疑15:40-15:45
(オンライン視聴の方「Slido」にて 15:00-質問・コメント受付開始)
日常における感染対策の考え方
ヒトが新たに外界から感染症を起こす微生物を獲得する経路は呼吸を行う気道、食物を含み接触する経口の経路、節足動物により媒介される微生物、皮膚から直接曝露する微生物、他の脊椎動物から曝露する微生物などが挙げられる。これらを防御するためには適切なリスクアセスメントとリスクマネジメントとしての予防接種や防護具の装着や行動変容が必要となる。
神戸大学大学院医学研究科 感染症内科 大路剛
<講演4> 講演15:45-16:25/質疑16:25-16:30
(オンライン視聴の方「Slido」にて 15:45-質問・コメント受付開始)
レジリエント社会構築に向けたアントレプレナーシップと
防災教育の融合プログラムの開発
「レジリエント社会の構築を牽引する起業家精神育成プログラム」は、複数の大学が協働して2019年より開講し、これまでに延べ15大学と5企業から75名が受講した。防災・減災や復興支援に焦点を当て、参加者が社会的課題を解決するビジネスアイデアを創出することを目的としている。具体的には、レジリエンスに関する講義、システム思考を用いたワークショップ、先端技術を活用した災害予測の学習や震災遺構でのフィールドワークを通じて、受講者は社会システムの脆弱性を多角的に分析して、社会的価値と経済的価値の両立を目指したアイデアを発表する。プログラムが目指す人材像や、設計時に設定した基本理念や枠組みなどについて紹介したい。
神戸大学バリュースクール 准教授 鶴田宏樹
藤岡 勇貴

鶴田 宏樹

梶川 義幸

大路 剛
会議司会
Day 2 / 3.9(Sun.)

総合司会:松本純
(フリーアナウンサー)
松本純

平野里美
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増本 康平
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坪倉 誠

宮西 正憲
会議司会
小代 薫

DAY2 13:00~17:40
リスクマネジメントの現場から-異分野共創の未来展望-
<講演1> 講演13:10-13:50/質疑13:50-13:55
(オンライン視聴の方「Slido」にて 13:10-質問・コメント受付開始)
阪急電鉄グループ社会貢献活動における被災地支援について
当社グループにおいて、2009年より開始した社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」。「未来にわたり住みたいまち」をつくりたい。そんな想いに共感する、まちに関わるさまざまな人々との協働を軸に、「地域環境づくり」と「次世代育成」を重点領域として、グループを挙げて社会貢献活動を推進している。また、2019年からは、プロジェクト10周年を機とした「SDGsトレイン『未来のゆめ・まち号』」の運行を開始し、鉄道会社ならではのSDGs推進にも努めている。
当プロジェクトにおける様々なステークホルダーとの協働の事例や、継続的に行っている被災地支援施策等、まちに根差した企業グループとしての取組みを紹介する。
阪急電鉄株式会社 沿線まちづくり推進部 平野里美
<講演2> 講演13:55-14:35/質疑14:35-14:40
(オンライン視聴の方「Slido」にて 13:55-質問・コメント受付開始)
社会的つながりの形成による超高齢社会のwell-beingの実現
超高齢社会の問題解決と個々人のウェルビーイングの実現において,家族,友人,隣人,同僚といった人とのつながりを意味する社会的つながりが重要であることを多くの観察研究が報告しています。しかしながら,地域コミュニティの社会的つながりを形成することで,住民のウェルビーイングを高めることができるかについて効果検証を実施した地域介入研究はほとんど報告がありません。そこで本講演では,地域の社会的つながりの形成による住民のウェルビーイングの向上が確認された,私たちが実施しているプロジェクトを紹介したいと思います。
神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 教授
神戸大学ウェルビーイング先端研究センター 副センター長
増本 康平
<講演3> 講演15:00-15:40/質疑15:40-15:45
(オンライン視聴の方「Slido」にて 15:00-質問・コメント受付開始)
異分野共創で実現した飛沫感染リスク評価のDXと感染症にレジリエントな社会の実現に向けて
2019年末に中国で発生し、瞬く間に世界中に拡大したCOVID-19は、いまだ記憶に新しい。数か月ごとに変異し続ける新興ウイルスの脅威により、世界の社会経済活動は大きく制限された。我々のグループは、当時試運転中であった世界最速のスーパーコンピュータ「富岳」を活用し、異分野融合の産学官連携体制を構築して、この脅威に対応した。約3年間にわたり、変化する感染状況に応じ、70以上の感染シナリオに対して1,500件を超えるリスク評価を実施し、社会に必要なデータを提供し続けた。短期間でこの膨大な評価をどのように実現したのか?本講演ではそのプロセスを紹介し、将来の新興ウイルスに備えたレジリエントな社会の実現に向けた、統合的飛沫感染リスク評価システムの概要について説明する。
神戸大学大学院システム情報学研究科 計算科学専攻 教授
理化学研究所 計算科学研究センター チームリーダー 坪倉 誠
<講演4> 講演15:45-16:25/質疑16:25-16:30
(オンライン視聴の方「Slido」にて 15:45-質問・コメント受付開始)
「少子化は“災害”だ! 若者と動き出すスタート元年 — 危機感を共有し未来を創る」
出生数が70万を下回り、加速度的に少子化が進行している。「災害」と見なせるほど深刻な社会問題であるにもかかわらず、その影響を最も受ける若者世代には危機感が十分に行き渡っていない。本講演では、「少子化は災害」という視点でのこれまでの取り組みを概観するとともに、今年度を「若者との活動スタート元年」と位置づけ、この危機感の乖離にどのように対応すべきかを論じる。若者が主体的に参画し、社会全体で対策を推進するために必要な連携・支援体制とは何か、その方向性を示す。出生数激減がもたらす社会的影響を「災害」と捉える意義を再認識し、未来を切り拓くための行動を若者とともに開始する思いを共有することを目的とする。
神戸大学大学院医学研究科 創造造血幹細胞医療創成学 教授 宮西正憲
未来防災会議DAY2 16:40-17:30
(異分野共創ディスカッション)
未来防災会議DAY2司会:神戸大学MIRAIアライアンス特命講師 小代薫
<未来防災会議テーマ:リスクマネジメントの現場から-異分野共創の未来展望->
(オンライン視聴の方「Slido」にて 16:40-質問・コメント受付開始)
パネリスト:講演1~4の講師

閉会挨拶
神戸大学大学院工学研究科 市民工学専攻 教授 織田澤利守
織田澤利守
PROGRAM(2024.3.2-3.3)
SPONSORS (2025)
協賛

協力




イベント開催概要
<主催>
国立大学法人神戸大学統合研究拠点(未来世紀都市学研究)
<共催>
カリフォルニア大学バークレー校 太平洋地震工学研究センター(PEER)、PEER連携機関
<協賛>
阪急電鉄株式会社
<協力>
株式会社サンテレビジョン、株式会社構造計画研究所、西日本旅客鉄道株式会社、阪神電気鉄道株式会社
※協賛、協力は2025年2月1日時点